Asia Studio in Bursa ASB / 2010 kick off!!

2010年度 東北大学大学院1年前期設計課題が始まりました。

この前期設計課題は中国で活躍する建築家・松原弘典氏(慶応義塾大学総合政策学部 准教授)を
講師に向かえ2006年から始まったスタジオで今年で5年目を迎えます。


06年から09年は中国を舞台に、北京の四合院建替え計画(06年)/
北京郊外の若者向け集合住宅計画(07年)/洛陽の遺跡保存計画(08年)/
唐山市の陶器工場地区再生計画(09年)と展開してきました。(当blog参照)


今年の松原スタジオは中国ではなく舞台をトルコに移し、ASIA STUDIO IN BURSA (ASB)となりました。
昨年までは、東北大学と中国の清華大学の国際共同スタジオとして活動してきましたが、
今年は松原先生や小野田先生のイスタンブールでのシンポジウムの活動を踏まえ、
さらにトルコ・ブルサのUludag大学も加わり3大学共同でのスタジオとして発展しました。



本年度の課題はトルコ北西部ブルサ県のMisiという村を舞台に農業生産施設を核とした村の再生計画です。
 

Misiは歴史保存地区にも指定されている古い街並を残す村で、かつては葡萄畑や果樹園、
野菜などの農業生産地として名を馳せていました。しかし、現在では農地や葡萄畑が廃れています。
そこで、今回の課題では、農業生産施設を核としながら農業技術改良施設や宣伝施設、
観光施設などを複合的に計画し村の再生を図るという内容です。


5月16日〜19日には現地で3大学共同でワークショップを開催し、
各大学ミクスチュアルなメンバー構成でこの課題に取り組むことが予定されています。
さらに、講評会には各大学教員と松原氏に加え日本から三宅理一 氏(藤女子大学教授)、
山下保博 氏(アトリエ天工人)、古市徹雄 氏(千葉工業大学教授)、山本達也 氏(TAGO)など
豪華なクリティーク陣も参加してくださる予定です。



さっそく東北大学チームはグループ編成を行い、リサーチを開始しています。


ガイダンス/guidance

リサーチチーム決定/research teams fixed


チームが決定したことですので、スタジオ履修者のみなさんがんばってください。
また、進捗状況をアップします。


TA 龍神