松原先生ネットエスキス

Team ランナーズ・ハイ(遠藤・旭・山崎・平井)


ランナーズハイになる前に終わった、ってことがないように、もうスパートかけないとまずいですよ。


お世話になっております。
下記が、中間講評のまとめです。
・キッチンの可動性について具体的に考えていく。
・キッチン以外についてはどうなのか。
・今までのsmtとどう違うのか。

まず全体構成のゾーニングです。今までのようにアメーバの内/外で区切るのではなく全体を横断的に利用出来るようにし、キッチンを中心として全体の様子がパノラマのように把握できる空間を作っていこうと考えています。
また、シアターを横開きにしてキッチンと一体で利用出来るようにします。


我々建築設計の仕事で一番大事なのは形を決定することです。この案の現段階での一番の問題は形が決まってないことです。だから案も進まないし、講評もしづらい。
形をもっと大胆に決めちゃいなさい。ソラ豆でいいですから、「パターンの例」などといわず、固定した形をとにかくつくっちゃうことです。その上でそれがいいかわるいか見ながら作ったり壊したりするしかないですよ。形を作りもしないのに、それがいいかどうかなんてわからない。
グループでやっていると形をつくりづらい時があります。お互い遠慮する聡明すぎる/おとなしい人たちのあつまりだとたまにそういうことがあります。しかしそうした遠慮は我々の仕事ではほとんど意味がない、価値のないものです。どんどん絵を描いて周りを説得し、自分のペースをつくって周りの友人のペースを支配しましょう。そういう人が何人かいればしめたものです。そこで喧嘩でも競争でもして、早くいいものを作った人の意見に沿って前に進んでいくしかないです。


元のアメーバの円弧の端点から延長した線をもとに曲線グリッドを作り、この線に沿って間仕切り、カーテン、照明等を入れていきます。円弧のパターンは4種類を用いています。録音室などの閉じる場所も、この円弧を用いてソラ豆のように配置しています。


形を「どうつくったか」ということは別にどうでもいいです。もちろんそこに主題を見出す設計者もいますが、あなたたちの場合、もはやそこの精度を上げる時間的余裕はないでしょう。それよりも形はこれがいいと思う、この形ならこういういいことが空間で発生します、ということを言ってくれれば設計案としては成立します。難しく考えず、その場所にふさわしい形をあれこれ考えて絵にしてください。おそらく何種類かのRでできた天板を組み合わせたぐにゃぐにゃ曲がったテーブルが連続して行くようなイメージなんでしょうか。



8番チューブ周りにキッチンを備えつけにし、キッチンを中心にテーブルを継ぎ足していって様々なスケール(5人、10人、50人・・・)の活動に対応できるようにします。キッチンや家具もチューブを拡張したようなデザインにしていきます。
以下の写真が拡張パターンの例です。


「パターン」はいらないです。可変性をテーマにするならともかく、この案はそうではないでしょう。これでいけます、っていう案を1つ出してくれればいいです。キッチンワゴンが動くから可動性はいささか重要なコンセプトだとは思うけど、だからといって「態度保留」見たいな「設計の一例」などは不要です。キッチンがこっちにドッキングした場合とあっちにドッキングした場合、の2つのシーンくらいはあっていいと思いますが、それはいくつもの可能性をはらんだ2つという言い方である必要はないはずです。


今後の予定
・家具の詳細スタディ
・素材の検討
・間仕切りの入れ方のスタディ

抽象的で申し訳ありません。このままではまずいと皆、自覚しております。これから素材・寸法・組み立て方を具体的に検討していきます。
よろしくお願い致します。


どういうアドバイスがいいのか…「モスバーガーを見よ」とはもはや言うつもりはないですが、他の2つのチームのやり方も見ながらやっていくしかないんじゃないかなあ。
 今AVシアターの形が強いですよね。あの西、南面の曲面と北、東面の直線面の対比が気にならないくらい、全体を曲面のカウンターで囲ってしまって、AVシアターを埋没させるとか?

健闘を期待したいです。