Team Liu Xing, Team Panda のマスタープランの説明

各チームのマスタープランをテキスト付きで再アップします。

[Team Panda](浦波寛弥、大森裕子、小林大樹、森山裕理、山田佳祐、山田哲嗣)

【Team panda MP 】


1.洛陽における交通状況の分析:
 洛陽市内の交通道路と鉄道の状況の分析より、図で示した2箇所(宮城跡の
北端と定鼎門付近)が、空港・高速道路等により市外から来るVisiterの”First
Visiting Point"となると考えられる。



・このfvpの考え方は無理がなく、よくわかる。
・各MP分析図には必ず自分たちの3つの設計範囲を表示しないとだめ。
(2MPとも共通)。どこを主に設計しているかつねに見ていないと。



2.マスタープラン:”Luoyang as a Two Axis Structured City”:
(1)宮城跡の昔の中心軸を”Historic Sight-Seeing Axis"とし、
現在の街の軸となっている定鼎路を”Functional Traffic Axis”とする。
(2)市外からのVisiter が集まると考えられる宮城跡の北端と南端
(定鼎門付近)の2箇所に、外部からの交通の結束点となる”Traffic
Junction”を設ける。
(3)二つの軸(宮城跡の昔の中心軸と現在の街の軸)をつなげるために、
様々な交通による市内の遺跡観光のための拠点となる”Inner Traffic
Points“をいくつか設ける。



・考え方はよくわかる。ただ全体コメントで書いたように2本の軸の間をどう
つくるかこのレベルでもう少し具体的に考えておかないと苦しそう。
逆にここでその作り方を決めれば(例えば「ポイント」を「ベルト」にする
などしてイメージを固めれば)、おのずと応天門やテイテイ門の地区単体
レベルの設計も決まってくるだろう。そういう相互干渉がほしい。
・右の文字と左の地図の文字が違うのは「すごーく」気になる。なんで重要な
Historic Sight-Seeing Roadなどの文字が地図中にないのか、traffic points
の前はinnerがつくのかsifht-seeingがつくのか。こういうとこもっと敏感に
ならないとだめ。大事なキーワードは徹底して同じ語を使う。ぶれは禁物。



3・遺跡観光のための4つの交通レイヤー:
(1)昔の中心軸に沿って”Touring Road“(赤の線)と定義し、車や
バスは宮城軸上からは排除した、歩行者のための空間とする。
(2)現在の街の軸(定鼎路)に沿っては”Traffic Road“(青の線)とし、
高速道路や空港から来る車の市街地・遺跡地へのメインアクセス経路(交通の
骨格)とする。
(3)旧市街と新区内を巡る遺跡観光のための道を”Sight-Seeing Road“
(黄の線)とし、バス・バイク・ボート等を想定している。
(4)市街地から離れている遺跡地をつなぐためのの経路を”Site-Connecting
Road“とし、バスによってこれらの遺跡を結ぶ。



・話しはわかるしおそらく内容はこれでいいんだけれど描き方で損をしている。
斜めの角度がきつすぎるし、旧城?とラインを残しているのだろうけれど、
旧城部分が前の図面では目立っていないので、ぱっと関係が見えない。
アイコンが斜めになっていないのも違和感あり。





4ー6.マスタープランの進展を5年間隔のフェーズ毎に示したもの
 Phase I By 2010
 Phase II By 2015
 Phase III By 2020



・やっぱり大事なのは特に2本の軸の間の間の姿じゃないですか。今の
このアイコンと点線丸囲みだけだとイメージがあいまい過ぎる。



7.地区計画
・広場に面する建物(図のオレンジ色の部分)を“第一種高度地区”とし、
建物高さを75m以上85m以下と定め、建ぺい率を80〜90%と定める。
こうすることで広場を建物で囲われた都市のヴォイドのような空間にする。
・宮城の城壁に囲まれた地域の中で広場に面さない建物すべてを“第2種
高度地区”とし、建物高さを75m未満と定める。
こうすることで第1種高度地区よりも高い建物が広場から見えないようにする。

道路整備計画
空港や高速道路からのアクセスが整備されることにより交通量が変化すると
予想される道路を整備する
・駅より1本北側の通りについて(駅や空港からのアクセスが多くなる道)について:
現在、片側1車線である通りを片側2車線に整備し、歩道と車道にレベル差を
つけて分離する。
・明堂に面する通り(車の交通量が減る道)
現在片側3車線である通りを片側2車線にし、歩道を広げ、広場で行われる
イベント等でも使えるような通りに整備する。
・高速道路から直接繋がり、車道として大きくなる道路
明堂に面する通りの交通量がこの通りに移るため、現在片側2車線であるものを
片側3車線に整備する。



・道路設計するならこの地区だけでなく、3つの地区それぞれについて全体設計
しないと。
・高さは制限できても、最高高さを定めただけでは、そこまで建物が高くならない
ケースもけっこうある。それをもって整然とした町並みはあまり作れないだろう。
私は専門ではないですが、むしろ前面壁面線の位置と高さ、容積率を決めたほうが
ストリートに対しては統一的な街並みをつくることができると思う。
・なんでこの図面だけ醜いフォントなのか。
・いずれにせよこのシートは却下。

                                                                                                                                                            • -


[Team Liu Xing Company](Maja Peterson、植松久逹、田原香織、高橋裕平、
浮田長志、松田樹)

【Team Liu Xing company MP】


LRT(Light Rail Transit)による遺跡保存・観光都市の提案
1.補助交通機関の提案
フィーダーバス・ボート・三輪バイク(Rickshaw)・原付・自転車などを用い、
洛陽市内全域に広がる遺跡公園とLRTとをつなぐ。
これらは、市内に点在する遺跡公園をつなぐ展示道路を元にそれらを網羅
するように配置する。
それぞれの交通機関の結節点は相互乗換えが可能な駅となり、特にLRTと車の
結節点には大きな駐車場を整備をすることにより、パーク&ライドを促す。



・各MP分析図には必ず自分たちの3つの設計範囲を表示しないとだめ。
(2MPとも共通)。どこを主に設計しているかつねに見ていないと。
・アイコンはいいんだけど、別にきちんとMPを描いてください。
・最終プレゼではLRTの良さを示す資料を用意しないとだめでしょうね。
このシートのなかに入れたらどうでしょうか。





2〜4. LRTを中心としたマスタープランの段階的提案(2010~2015~2020)
2010まず明堂、天堂/応天門/定鼎門の3箇所を重点的に整備する。
そして、それらと南北の主要駅とをLRTで結ぶことにより、集客力を
上げる(LRT A)。また旧市街へのアクセスを確保すると同時に、住民の
交通機関にもなるLRT Bを整備する。
2015: 応天門と定鼎門を結ぶ軸線上をLRTでつなぐ(LRT A,C)。
“軸”という歴史資源を最大に生かすとともに、3箇所の観光拠点を結ぶ
ことで、都市を観光地として一体的に整備する。
また、都市内交通のLRTへの乗り換えを進めることで、都市内へのバスや
車など交通の流入を抑制する。
2020: 広域的に遺跡整備が進み、観光スポットが散在すると見込まれる。
さらに市の東の住宅地の開発や北のマーケット等が開発される。
そのためそれら観光スポットおよび市民生活における交通の便をスムースに
するためにLRTをさらに拡張していく。(LRT D,E)



・この設定自体には無理がない。
・2015の左側路線図にLRTBの記号が落ちているのはいいのか
・富山LRTの時間列での拡張状況なども比較できればいいんじゃないか。




5、6. 用途地域の変更
LRTおよび様々な交通を提案することで、観光導線を明確にし、その導線周辺の
用途地域を観光用商業地域へと変更する。
例えば、旧市街を囲う水路にボートを走らせることで、水路沿いを商業地化する。
洛陽南部では、随唐時期の水路を復活させその水路沿いに宿泊施設および
商業施設を建設、LRT・水路を中心とした遺跡リゾート地帯、テーマパーク
として計画する。



・うーん、全体コメントを書いたあとに改めてみると水路を使ったテーマパーク
化というのもありかもしれないと思ってきました。
しかし開発が進んでいる川北は無理でしょう。川南だけでしょうね。
全体の運河図をちゃんとMP分析図で提案し、テイテイ門の単体地区設計で
すこしテーマパーク的な絵を入れるというのはありかもしれないですね。
・いずれにせよこの絵は1枚になって、MP分析図ー水、として大きなスケールの
図面として再生されないとだめです。



7. 高さ制限
都市の中心となる巨大な広場、明堂・天堂広場に対して都市全体が求心性を
持つよう、広場を中心に同心円上に高さ制限を設け、広場に対して建物徐々に
低くなるよう設計する。中心から5段階の高度地区を設け、第1段階(10m以下)
〜第5段階(50m以下)の間で10m毎の制限とする。
また、旧市街には10m以下の制限を設け、古い街並みを保存する。



・パンダと同じで、高さ設定には無理がある。
・ここにもフォントの問題あり。