法規に関する質問と回答

東北大学のスタジオメンバーから出された質問事項とBMAの中山様より送られてきた回答をアップしておきます。


・高さ制限について
高さを測る基準点はどこなのか?各棟の4点全てなのかどうか?また動かないのか?
新築する際に、どのポイントをとるのか?

■ 敷地資料 「10 sketch」参照
高さの基準点は入口床面
その基準点から赤丸で囲っている点までの高さは不動
新築する際も、赤丸部分の位置と基準点からの高さは既存から不動

・建築面積について
建築面積は変えないと書いてあったのですが、新築の際も変えてはいけないのですか?

■ 変えてはいけません

・外壁の扱いについて
外壁は基本的にグレーに統一するとのことですが、外部に対してオープンにしたい場合などで、ガラス面を大きくあけるといった操作は可能ですか?

■ 外壁ですが、現状の灰色で閉じた状態が好ましい理由は、この地区が歴史的な地域として保存の対象になっているからです
また周辺の住民も、従来からの状況から遠い状態にはなれていないですから、もしオープンなものにしたいなら、それなりの理由が必要になります。

・周辺地域について
自分で想定してもいいと書いてあったのですが、リアリティーをだすために、せめて隣地がどういう状況であるのかといったことは知りたいです。

■ 隣地はすべて平屋で、対象物件と同様に外部に閉じています。
閉じているので、中の状況はわかりません。
四合院のような建物のボリュームが続いていると思って良いです。
配置は写真でもわかりにくいですから、適宜、としてください。

・地下について
厳先生の講義で中国人は地下空間にネガティブなイメージを持っているといっておられたのですが、現在もそうなのでしょうか?最近建ったものも地下がないものが多いのですか?

■ おそらく地下は好まれていません。
住宅のような規模だと、最近のものでも地下はないと思います。

・資料として
様々なメディアを通して検索したのですがでてこなかった中国の情報として四合院の改装例がフートンにどのようになじんでいるのかわかる写真と共用トイレ(生活レベルを知るため)の写真がほしいです。

Yahooのブリーフケースにアップしています。
フォルダは「四合院 20060525」
すぐに手に入る画像はこれくらいです。
さらに必要な場合は、可能な限り対応します。

四合院A 
大きな四合院の改装中
庭部を屋根で覆って、トップライトは取っています。

四合院B
小さな胡同が集まる地域で、その一つをカフェバーにして改修しています

四合院C
有名な料理屋の離れに、立派な四合院造りの部屋を新築しています
また、半透明な大きな屋根をかけた部分もあります

共用トイレ