090416東北大学中国スタジオmtg #2

2009年度東北大中国スタジオブログ係となりました菅野直樹と申します。
第2回中国スタジオmtgについて報告します。

日時:4月16日 18:00〜20:00
場所:東北大学工学部人間環境系棟トンチクギャラリー
参加者:小野田泰明先生、TA浮田長志さん、学生16名

今回のmtgでは、学生が4グループに分かれ、唐山市について各自リサーチをし、それに基づいた提案をしました。


グループ1:メモリアループ

廃工場を駅舎としてリノベーションをし、
それを既存鉄道で環状に結ぶ。
山手線を参照して沿線の都市にキャラクターを与えていく、

という提案です。

講評

・山手線より大きい環状線を利用する人はいるのか(実際東京でも地下鉄を利用することの方が多い)
環状線だけでは現実的ではない。他の交通システムとの補完関係が必要
環状線が鉄道であるメリット、鉄道以外の可能性(例えばサイクリングロード)

グループ2:無題

既存鉄道、LRTの交点としての対象敷地。
工業地区の玄関口として機能を与える、

という提案です。

講評
・グループ1より現実的
・駅前としてのリアリティに欠けるのでは


グループ3:三山一川唐山丘的遺跡再開発

グリーンベルトと都市の開発軸の交点である敷地を第三の山と見立てて、
ランドスケープ=触れる遺産として設える。
またその“山(丘)”のふもとを森ビルの開発を参照して高度に開発を推し進めていく

という提案です。

講評
・都市におけるリテラシーが高い
・グリーンベルト(自然環境)とヒルズ的開発の両立、この2つの関係性の是非、両立が成り立つのか



グループ4:Landscape×文化中心

現行のマスタープランに追従し、敷地内の読み込みを中心にした提案です。

講評
・正攻法
・都市全体における敷地の位置づけはどうなのか

上記のような提案を踏まえ、現地調査の内容を全体で確認しました。